建物の温度を下げる目的で、屋上緑化と壁面緑化を検討する場合、どちらがよいか。
まずは、建物の日の当たり方によります。 側面からよく日があたる建物は、側面が熱くなります。 屋上からよく日があたる場合は、屋上に蓄積された熱が建物内に入ってきます。
しかし、築10年以内の建物の場合、すぐれた断熱材を使用しているため、 それほど上からも横からも熱は入ってくることは少ないと思います。 築10年以上の古い建物が、問題です。(断熱効果がありません)

緑化マットの重さはどの程度ありますか?
屋上緑化と壁面緑化の違いは、メリットとしては、どちらも建物の温度を下げます。
植物の手入れについては、壁面緑化は、屋上緑化の10倍手間がかかります。当然、コストも10倍程度かかります。
壁面緑化の場合、植物を横に植えていると、1ヶ月に1回程度の植物の植え替えが必要な場合もあります。ヘデラなど、ツタ類の場合は、そこまでは手間がかかりませんが、側面から手入れをするというのは、大変な作業になるのは、想像つくと思います。
決定的にコストが違うのは、「躯体の補強」です。壁面緑化の場合、横風で植物が飛ばないように、躯体の補強を行います。風の風圧に耐える必要がありますので、どうしても費用がかさみます。